No.343 2014年9月7日

神様が望んでおられる3つの法則    中谷美津雄 牧師

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について感謝しなさい。

これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。                                                             テサロニケ516~18


差し出された英語の本の表紙に書かれた「Pollyanna」の文字。NHK朝ドラ「花子とアン」の一場面です。主人公の村岡花子さんは「少女パレアナ」の翻訳者でもありました。11歳で両親を亡くして叔母に引き取られたパレアナが、「喜びの遊び」によって気難しい叔母の心を溶かし、やがては村中を明るく変えて行った話で、フジテレビのアニメ、「愛少女ポリアンナ」として放映されたこともありました。

神様の法則   自然界の法則を知り活用することで、神様が造られた自然界の恵みを取り出し、生活を豊かにすることができるように、霊的な世界にある法則を知り活用するとき、神様が備えられた霊的な祝福を受けことができるようになります。その法則を、ここでパウロは、「神があなたがたに望んでおられること」と言いました。

法則1   「いつも喜んでいなさい。」 「いつも」というところにチャレンジがあります。牧師であったパレアナの父は、どんなことの中にも喜びを探すようにと教えたのですが、それは、正にこのみことばの実践でした。悲しくて、とても喜んでなんかいられないと思うときがあり、不平や不満、怒りや憤りで心を満たし、神様や人々に当たり散らすこともできるでしょう。しかし、そんなときこそ、みことばのチャレンジに応えて喜びの遊びをし、今まで知らなかった祝福に与ることができたら、どんなに幸いなことでしょうか

法則2   「絶えず祈りなさい。」 「絶えず」がチャレンジです。ピリピの町で迫害され、鞭で打たれ、足かせをかけられて投獄されたその夜、パウロとシラスは神に祈りつつ賛美の歌を歌うと、神様は大地震を起こして囚人の鎖を解き放たれました。逃亡のチャンスがあったにもかかわらず、踏み止まったパウロから福音を聞いた看守一家が救われたのは、その祈りの応えでしょう。絶えず祈る祈りの人となりたいものです。

法則3   「すべてのことについて感謝しなさい。」 「すべてのことについて」がチャレンジです。ダニエルは、彼を陥れるために、王以外のいかなる神にも人にも祈願する者は獅子の穴に投げ込まれるとの禁令が制定されたことを知っても、「いつものように、日に三度、ひざまずき、彼の神の前に祈り、感謝」していました(ダニエル610)

こんなときに、何を感謝したのでしょうか。「あなたの息と、あなたのすべての道をその手に握っておられる神(ダニエル523)」を知っているが故の賛美と感謝でしょう。神様は彼の祈りと感謝に応えて、獅子の穴から彼を救い出されました。

 神様が望んでおられる3つの法則を知る私たちも、そのチャレンジに応えて豊かな祝福に与りましょう。